低体温は身体のあちこちに影響を与えます。しかも、低体温と気付かないまま不調が現れるので、厄介です。低体温とは、体温が常時35度台しかない状態のこと。よく冷え症と低体温を混同する方がいますが、実はこの2つ、症状が少し違うのです。
冷え性の方は、夏場でも手足が冷たくなります。一方、低体温の方は、全て手足が冷たいという訳ではないのです。手足は冷たくないのに、体内が冷えている状態です。そのため、表面的な自覚症状を実感できません。ですから、「自分が低体温だなんて全然考えたことがない!」という方が多いのです。
低体温を、単なる「冷え」だと軽く捉えていてはいけません。時には、手に負えない病気が潜んでいることも・・・要注意なのです。まず、風邪を引きやすいという方は、低体温を疑ってみましょう。低体温の方が風邪をひきやすいのは、細菌やウイルスに感染しやすい身体になっているからです。感染率の高いインフルエンザなんてテキメン。
人間の身体には、外部から侵入する細菌やウイルスという敵から身を守る免疫力が備わっているもの。
ところがところが、低体温の方は、この敵から守る免疫力が低下してしまうのです。つまり敵が簡単に侵入し感染しやすい身体ということ。怖いでしょう?
感染症だけではありません。免疫力が低下すると、アレルギー症状も現れやすい状態に。花粉症、アトピー性皮膚炎やアレルギー性鼻炎などは、低体温から起こる免疫力の低下が原因となって起こるのです。他にも、女性の悩みで多い、生理痛や生理不順。これも低体温が引き起こし、不妊の原因とも言われています。
さらには、ホルモンの分泌にも影響を与えます。低体温の方は甲状腺や副腎ホルモンの分泌が低下することもあるのです。「汗をあまりかかない!」という方も、もしかしたら低体温かもしれません。新陳代謝が低下し、汗腺の機能も低下していることが多いのです。
汗によって身体の中の熱を外へ放出する機能が低下すると、身体に熱がこもってしまいます。熱中症を起こしやすくなってしまいます。このように、低体温は身体のあらゆる所に症状が現れます。「冷えは万病のもと」あなどってはいけないのです。
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